我が家は楽天銀行の資金お引越し定期の愛用者でした。楽天銀行から大和ネクスト銀行経由で(無料で)資金を循環させるだけで、年利0.21%という好条件の1ヶ月定期が繰り返し利用できたのでした。
この方法は広く知られていますが、楽天銀行側は規制していませんでした。ところが2019年7月に金利が0.15%に下がってしまいました。
日銀の長引くマイナス金利政策のことを考えればやむを得ないでしょう。
さて、このまま毎月ちょっとだけ手間がかかるけど金利0.15%の資金お引越し定期の利用を継続するか、他を探すかが課題でした。結論としては、あおぞら銀行BANK支店の普通預金口座に乗り換えましたが、先行きは明るくありません。
あおぞら銀行BANK支店
インターネット支店の名称がBANK支店に変わりました。僕はインターネット支店に口座を持っていました。妻は持っていなかったので、BANK支店で新規開設しました。妻は手続きしてから何週間も待たされたと言っていました。あおぞら銀行側の予想を超える数の申し込みがあったのだと思われます。
人気を獲得できた最大の理由は、今どき考えにくい、普通預金の利率が0.20%というものでしょう。また、次のキャンペーン(だけ)狙いの人も少なくない気がします。
デビットカードの利用はアマゾンギフト券(15円から)の購入でもOKだそうです。僕はこのキャンペーンを過去に利用したことがあります。
知らない間にイオン銀行が条件を改悪してた
普通預金で金利が高いのはマネーブリッジを利用した楽天銀行か、条件をクリアしたイオン銀行のはずです。イオン銀行はステージ制の導入で制度改悪しましたが、次の記事で我が家の場合は実害がなかったと書きました。
でもあらためて確認したら条件が改悪されていました。次は変更前(上記記事を書いた頃のもの)です。
次は現在のものです。
引用:イオン銀行
ブロンズとシルバーの金利を引き下げ、ゴールドはそのまま、プラチナは上げています。
我が家のステージはシルバーなので、残念ながら金利は0.05%です。あらためて、マネーブリッジ利用の楽天銀行の0.10%は素晴らしいと思いました。
金利0.15% vs 0.20%
こちらの計算機によると、1,000万円を1年間預けた場合の税引き後利息はこうなります。
- 金利0.15%:12,000円
- 金利0.20%:16,000円
その差は小さくないので、あおぞら銀行BANK支店を利用することにしました。
振込手数料問題
資金お引越し定期も、あおぞら銀行BANK支店も、流動性資金の置き場です。楽天銀行は、楽天銀行口座間は無料で、それ以外も条件を満たせば月3回まで無料で振り込みできるので重宝しています。
あおぞら銀行BANK支店は、他行宛振込手数料が無料になる優遇サービスを9月に始めたところです。
- 残高合計が500万円以上で月2回まで無料。
- デビットカードを1回利用すると月1回まで無料。
両方の条件を満たすと月3回まで無料になります。どれも、翌々月の適用です。条件を満たすために、毎月1回、15円以上のアマゾンギフト券を買うようにするのも良いでしょう。
おそらく長続きしません
あおぞら銀行BANK支店には、年利0.25%の1年ものの定期預金があります。
が、2019年10月21日から金利が0.20%に引き下げられます。え、普通預金の利率と同じじゃないですか。普通預金の金利と、1年ものの定期預金(しかも50万円以上)の金利が同じなのはおかしいです。これは、普通預金の利率もじきに引き下げられる予兆だと思います。その引き下げ幅によっては、利用者の非難が殺到するでしょうね。
できれば、引き下げられるとしても0.15%以上にして欲しいものです。